「なぜ自分を愛したほうがいいのか」について動画を公開しました。
動画を見るより文字で読むほうがわかりやすいという方へ文章も書き起こしていただいたので掲載いたします。
見てエネルギーを受け取り、読むと定着しますので両方ともご活用いただければと思います。
Q.「自分を愛する」とはどういうことでしょうか
A. まず「愛する」とは何かというと、「自分自身のエネルギーを注ぎ込む」という事です。簡単にいえば「意識をする」ということです。
逆にいえば「この人が嫌い」というのも「愛する」ということになります。
だから「嫌い」というほど寄ってきたりするのです。人間は細かく設定してそれらを別ものと言っていますが、本当は自分が意識したものにエネルギーを注ぎ続けていることになります。だからそれが大きくなってきます。
「問題に注目するな」というのも同じで、注目してはいけない、ということは注目と同じ、脳はそのように解釈します。それよりもっと他のものに夢中になるほうがよいです。
自分を愛するということは自分にフォーカスするということ。自分の存在が明確になってくるということ。そうでないと、自分を愛せないのに幸せになりたいということはないのです。
Q. 特にお母さんは自分より子どもを愛しがちですが
A . それはよいですが、それと同じくらい自分のことを愛していないと幸せではないわけです。
ありがちなのは、子どもを愛することによって自分自身の価値観を高めて納得する。
それで自分がちゃんと自分を愛しているような気になっていることも起こります。
でもそれは自分を愛するための手段として子どもを愛していることになります。
まず自分を愛することが必要です。本当に自分のことを愛せた人は子どものことも本当に愛せる。結局は、何が先か、どれが重要かということ。 私は博愛主義です、といって全ての人を愛しても、もし自分を愛していなかったら、世の中の全ての人を愛しているわけではなく一人足りないわけで、はっきり言って何の価値もないのです。
自分と同じだけ皆さんを愛しています、というのはありえます。自分自身の投影としての社会や他人があるので、自分が自分を愛せないとそれ以上に愛すことはできない。基準は自分自身の愛し方なのです。
私たちは三次元の世界に生まれてきて何をしているかというと、自分自身の発見、自分をどれくらい愛せるかということを試すために、色々なものをターゲットとして実験しているのです。
Q. 子どもはとても愛をほしがる存在ですね。
A. 初めはそういうものが必要なのです。親子という関係で、力を持つものと無きもの、それを守るものというあり方で始まるので,おかしいことではない。しかし子どもばかり愛していればいいという話ではないです。もし自分を愛せない人が子どもを愛すると、不完全なものになり、そこに大きな嘘と矛盾が出て、親子関係をおかしくします。
例えば「こうしたらあなたを愛してあげる」と条件をつけることがあります。そのベースには自分を無条件に愛せない。自分に対しても「こうしたら愛する」と思っているからそうなります。
価値のある、素敵なイメージバッチリの自分は愛せるが、そうでない自分は嫌いということ。いくら愛しても半分しか愛せていない。半分にOKをだして半分は出せないから、その半分からどうやって逃げるかというある意味恐れになります。
すべてが投影になるので自分自身との関係を見ていけば全ての関係が解決していくのです。
Q. 自分を愛していないと引き寄せは出来ない、というのも同じ原理ですか
A. 自分を好きでない人が自分に何をプレゼントしたいと思っているのですか?という話になります。
表面的な意識は氷山の一角でしかない。トータルして答えを出すと「こんなやつはどうでもいい」と言っていることになります。引き寄せの力はどうなるかわかりますよね。自分の人生を豊かにしていきたいと思うなら、自分自身を愛し、味方でいて、応援する姿勢がない限り力はありません。
理想的でない所もあるかもしれないけど、今の自分は頑張っているねと応援する姿勢があってもいい。「そういう自分は嫌い」と言う人は針のむしろみたいな所にいて、安心の上には立っていなくて、自分が自分の理想的な姿から外れたら嫌いになってしまうので、そうならないように頑張ることになってしまう。頑張るというのは常に不安との戦いなのです。
そういう人生が豊かなものにはならないでしょう。不安に基づいていると豊かさは手に入ることは難しくなります。
Q. 自分を愛するというのは簡単に聞こえて実際には難しいですが
A . あまりに巧妙で、頭では自分を愛していますと言っていても、心の深いところではそうではなかったりして、どうしようもないのです。
潜在意識に「自分を愛しています」という言霊をいれることは賛否ありますが有効だと思います。実際に抵抗なく言霊が言えるようになってくると、自分のあり方を許せるようになってきます。
回数については、自分が自分を好きでないとこれまで何回言ったかによります。同じ回数だけ言えばチャラになり、多ければ多いほど少しずつ溶けてくるということになります。
自分を愛しているという中の一つの行動として、自分のやりたいことを応援し協力してあげるのは重要です。社会的にどうとか人からどう思われるなどを優先しているうちは、自分より他人や社会を愛していることになります。そういうものを全部外して、少なくとも頭の中で一番自分が好きですということにならなければ、自分の見ている現実はなかなか動いてこないのです。
明確に自分が意識をもって気づいていくことが必要です。実は自分に条件をつけて勝ち続けている人はいます。勝っているから、理想を手に入れ続けているから、という理由で「私は自分を愛しています」いう人がいます。
でもそれはその条件が外れたときには大嫌いになるのです。自分自身がその恐れから逃げるために努力をし、そうでない領域へ逃げ続けているということで、そのベースには不安しかないのです。 何をおいても安心していられるという意味の、本当の豊かさに繋がるために、何が叶えば、というような条件付きはなるべく外したほうがいい。そうなれば、何があってもいいよという自分自身への許容や、キャパの大きさがでてくる。
なぜ子どもがすばらしくて豊かかというと、条件をつけずに自分を認めて否定していないから。だから皆が守ってあげたくなったり、見て和んだりしている。それをみて、それを失っている人は心を洗われたり感動したりするから。
もし子どもが自分に条件をつけはじめると、魅力を感じなくなってくる。
極めてシンプルなことだけど重要なことです。
書き起こし by yoko
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